小児喘息

小児喘息の克服記です

★注意とお願い
特に勉強をしたワケではないので　本当の体験談的なお話でごめんなさい。
子供達の症状にもよりますので　主治医の先生と相談上　治療を継続なされますように

今現在　辛い思いをしている　ちびっ子達とママ達に　何かお役に立てる事があればと思い、発症から克服するまでの様子を書き記してみたいと思います。後半に発作が起こりそうになった時の呼吸法なども載せてみました。
（大人の方も楽になる呼吸法です）

我が家の長男は1歳半過ぎに小児喘息の診断を受けました。
それはそれは長い年月の喘息治療となりました。子供が苦しい思いをしている時ほど辛い事はありませんし、看病するのも辛い日々でした。心身共に疲れ果てていたのを、思い出します。

喘息治療をしなくなったのは、発作が起きなくなった一年後でした。
その翌年、野球をしたいと言うので軟式野球部に入りましたが、また発作をぶり返すのではないかと心配ではありましたが、本人の意思は固く雨の日も夏の炎天下でも発作を起こすことなく、現在まで発作は起こしていません

　★アレルギー喘息発症した頃の環境と引越しをするまで（１歳半～３歳９ヶ月）

猫アレルギー・スギアレルギー・ハウスダストとにかく沢山の抗体反応が出て　それはそれは凄い数でした。
発症したころに住んで居たのは山梨県甲府市の築５年のアパートでした。近くの大きな病院に通院していましたが　処方してもらう薬もあまり効かず　どうしたら良いものかと　心配でオロオロするばかりでした。
担当医も看護師さんも事務的で　良心的ではなく『あーまたですか』的な　冷たい診察で　ただ薬を出し　吸入をするの繰り返しでした。そんなこんなで調子が悪い日々が続くと子供も私も心身ともに疲れ果てていました

　★名医との出会い（３歳１０ヶ月～）

主人の転勤で東北へ引っ越す事になり　喘息の事を考えて県立病院の近くへ住む事にしました。ただ、４車線の国道沿いを　少し入った程度の場所でしたので空気が綺麗とは　とても言えない場所ではありました

この県立病院の小児科医Ｍ先生との出会いで　喘息に対する意識が変わりました。

発作を起こす→　傷が出来る→　再発する　の繰り返しになる
発作が起きて治療をするのではなく　発作を起こさない事が大切ですと

隔週で喘息外来に通い　内服・吸入薬の処方をして頂き　喘息日記をつける日々が始まりました
冷たい空気に当たったり　疲れから発作が起きたりと　苦しい日々でした

吸入するために通院する日々が続いた時期　正直もう疲れてしまって　吸入（ネブライザー）を自宅で出来ないものか　先生にお聞きしてみた所、承諾を頂きました
早速吸入器を購入し（５万円程）吸入剤を処方して頂き　朝・夕と自宅吸入を開始しました。
当時、子供が処方して頂いた吸入剤は　メプチン（気管支拡張剤）インタール（抗アレルギー剤）の二種類。

吸入を自宅でする様になってから　発作を起こす事が少なくなってきました。その事で内服と吸入を少しずつ　休んで　様子を見ながら時は経過して行きました。半年一年一年半というように発作が起きる間隔が長くなり治療を一時止め様子を見ました。

何度か　息苦しい感じがすると言う事があり　漢方薬の『小青竜湯』を内服しましたが　それ以降、一度も発作を起こす事無く　今に至ります

★呼吸法★

これは、我が家に来ていたダスキンさんから教わった　呼吸法です

就学する前に心配だった事の一つに　学校で苦しくなったらどうすれば良いかしら？ということ。もちろん　薬は飲んでいますし　吸入器も持たせる事にしようと思っていました。　でも、先生に言い出せなかったら？とか、発作が起きたらどうしようと思い心配してばかりでは、子供があまえりにも可愛そうなので　何か良い方法は無いかと考えていた時でした。

では、子供に教える腹式呼吸の方法です。

なんだか･･苦しくなってきたなと思ったら　すぐに実践できるように　就学時前から　少しずつ練習しておきました。

１）お腹（胃の辺り）に手の平を乗せます。
２）鼻からゆっくり時間をかけて空気を吸います。この時　お腹が膨らんでくるのを確認させます。手が盛り上がってくるので　お腹に空気が入って来ているのが子供にも分かります。最初は無理をせず　吸える所まででいいので　吸います。
３）苦しくなったら　ゆっくりと口から息を吐き出します。これもゆっくりゆっくりです。

１）～３）を　息が苦しくなってきたり　発作が起きそうになったりする時に　する様に　子供に話しておきました。

学校から帰って来て『発作が起きそうだったから　お腹の呼吸のやつをしたら　痰が出て治ったよっ』と。
何度も　この呼吸法には助けて貰った息子です。今でも時々ですがやっています。いえ･･呼吸が苦しい時ではなくて緊張したりする時にしている見たいです♪

この呼吸法には大変助けられました。